はがきデザインキットのアプリ版が終了して、新たにウェブ版ができました。新しくできたウェブ版で以前の住所録を利用したり、また新しく住所作成して年賀はがきにプリントアウトすることができます。
しかし、ウェブ版は、以前のアプリ版と仕組みが違うのでデータの手直しが場合により必要になります。また、あて名を作成するためサイトを見回しても、どこで作成できるのか分かりづらくなっています。
私自身、年賀はがきの住所録を自宅でプリントしようとしたところ、いくつか壁にぶち当たりましたが無事に作成することができました。
そこで、私が年賀はがきの住所録を自宅のプリンターで印刷した方法をご紹介します。
住所録のデータ(CSV)の書き出し
パソコンにあるアプリ版のはがきデザインキット2021を起動します。
アプリが起動したら「住所録を起動」をクリックします。
書出す住所の選択
「あて名面作成/住所録」が表示されるので、下にある「すべて選択」をクリック、次に上にある「住所書出」をクリックします。
- すべて選択をクリック
- 住所書出をクリック
書出すファイル形式の設定
「あて名面作成/住所書出」で住所を書き出すCSVファイルの形式を自分の環境(WindowsかMac)に合わせて設定し「OK」をクリックします。
私の場合、項目区切りは「カンマ」、レコード区切りは「Windows」を設定。
書出す項目の設定
書出す項目の設定では、「すべて追加」をクリックして「項目一覧」すべてにチェックを入れ、次に「CSV書出」をクリックしてファイルを適当な場所に保存します。
あて名面の作成
はがきデザインキットのウェブページを開きます。
はがき裏面の作成方法は下記リンクを参考にしてください。
はがきデザインキット2022 裏面デザインを自宅印刷する方法
あて名面作成ページまで行く流れ
裏面のデザインが出来ていない場合、ウェブページ下にある「年賀状をつくる」をクリックしてはがき裏面を作成します。
裏面のデザインが出来ている場合、ウェブページ右上にある「マイデザイン」をクリックします。
マイデザイン から、はがきに印刷したいデザインをクリックします。
選択したデザインが表示された右横に「注文へすすむ」とあるので、その下の 自宅プリント をクリックします。
自宅プリントについて のウェブページが表示されたら下にスクロールしていきます。
下にスクロールして はがきデザインキット利用規約 の表示が出てきたら、「利用規約に同意する」にチェックをして「PDFダウンロードに進む」をクリックします。
PDFダウンロード機能 ウェブページが表示されるので、赤枠で囲った「宛名面のPDFを生成する」をクリックするとPDFファイルの生成ページが表示されます。
PDFファイルの生成(はがきの宛名面)の方法
PDFファイルの生成(はがきの宛名面) ページでは、以下の3つことを設定していきます。
- 印刷のする予定のはがきの種類と宛名面の書体を選択
- データ化する宛先情報を登録
- データ化する差出人情報を入力
※宛名作成に入る前に一つ気を付けてほしいのが、マイデザインに戻ると設定していた宛名や差出人の情報が消えてしまいますので、戻るときはリセットされると思ってください。
1.印刷のする予定のはがきの種類と宛名面の書体を選択してください
ここでは、「宛名の書体」と「はがきの種類」をそれぞれ変更することができます。
2.データ化する宛先情報を登録してください
住所録を読み込むために「CSV形式」をクリックすると、住所録を読み込む(CSV形式)が表示されます。
住所録を取り込む(CSV形式)が表示されたら、赤枠の参照をクリックしてアップロードするCSVデータを設定して「アップロードする」をクリックします。成功すると「設定された宛先」にデータが表示されます。
取り込みエラーになる場合は、 住所録CSVデータを修正する を参考にCSVデータの修正をしてください。
Googleスプレッドシートであて名・住所録(CSV形式)を作成方法
CSV形式で新しくあて名・住所録を作成したい場合、住所録フォーマット(CSV形式)が用意されています。入力例は、CSVファイルの入力例はこちら で確認できます。
住所録フォーマットを使用して宛名・住所録を作成する例
住所録フォーマット(CSV形式)をクリックして、UserAddress.csvをダウンロードします。
オフィスソフトがある場合、ファイルをクリックして開きます。無い場合は、無料のソフトがあるので利用します。ここでは、Googleスプレッドシートを利用した方法で説明します。
Googleスプレッドシートにアクセスしてウェブページを開き、「新しいスプレッドシートを作成」から「空白」をクリックして選択します。
ファイルをクリックして、インポートをクリックします。
ファイルをインポートでアップロードをクリックして、ダウンロードしたUserAddress.csvファイルをドラックして貼り付けます。
次に「データをインポート」をクリックすると住所録フォーマットのインポート完了です。
CSVファイルの入力例はこちら に入力例がありますので参考にしてください。
2行目以降に宛先情報を入力します。
宛先などを入力する前に、郵便番号と番地の列は、「書式なしテキスト」に変更しておきます。
宛先情報の(行を)追加するには、追加する行にカーソルを合わせて右クリックして「+ 下に1行挿入」をクリックすると行が追加されます。
下の画像は例として作成しました。
作成したデータを はがきデザインキットにアップロードするため、「ファイル」から「ダウンロード」を開いて「カンマ区切り形式(.csv)」をクリックして保存します。
住所録を取り込む(CSV形式) の「CSV形式」から作成したデータをアップロードすると設定された宛先に表示されます。
データの修正と新規登録
無事にデータの読み込みが成功すると「設定された宛先」に読み込まれた件数が表示されます。
※データの修正は、できれば保存しているCSVファイルのほうでしてください。ウェブページでもデータの修正や新規登録ができますが、現在作成したデータをCSVデータで保存する機能が提供されていませんので、ウェブページから離れたら作成したことをやり直すことになり、再度作成しないといけないようです。
※但し、今年は年賀はがきを出さないけど来年は出す人のケースもありますので、はがきを出す宛先の削除は、CSVデータから住所録を削除すると復元できないので、設定された宛先で削除するといいです。
表示された「設定された宛先」のデータを修正したい場合やPDFデータに情報を含めないときは、住所の右横にある赤枠で囲っている部分をクリックしてデータを修正します。
また、新規にデータを追加する場合、宛先を登録する をクリックします。
「宛先の登録」画面で「新規登録する」をクリックします。
宛先を登録する 画面では、必須になっている氏名、郵便番号、住所を入力し終えたら「決定」をクリックします。
3.データ化する差出人情報を入力してください
自分(差出人)の名前と住所を入力していきます。書き終えたら「入力内容の確認に進む」をクリックします。
PDFデータのダウンロード
「入力内容の確認に進む」で次に進むと、はがきの宛名面が表示されます。
宛名面には、氏名と住所と差出人が表示され、「設定中の宛先:」の氏名リストをクリックすることでそれぞれの情報を確認することができます。またPDFデータでダウンロードしたあとでもデータの確認はできます。
上記の宛先や住所をで問題ないなら、下の「PDFファイルを生成する」をクリックしてデータをダウンロードします。
PDFファイルの開いてハガキに印刷する
PDFデータをダウンロードしたファイルをクリックすると、ブラウザに宛名・住所録が書かれたPDFデータ表示されます。
ハガキに書かれている内容を確認して問題がなければ、赤い枠にある「印刷」をクリックします。
印刷するプリンターなどの設定が表示されるので、「印刷」をクリックするとハガキのあて名・住所を印刷をすることができます。
住所録CSVデータを修正する
データの取り込みに失敗しました と表示されたら原因と対処方法をみてデータを修正していきます。
はがきデザインキット2021から保存した、あて名と住所録のCSVデータを修正するには、マイクロソフトオフィスがある場合、それを利用します。
無い場合は、類似のオフィスソフトがあるので、それを利用することでデータの修正ができます。私は、LibreOffice を利用してデータ修正をしました。
取り込みエラーの原因
CSVデータの取り込みエラーの原因と考えられるのが、以前あった会社宛ての住所録、郵便番号が新しい宛名面作成では、無くなっていることが1つだと思います。また、文字数の制限を超えていることが原因のエラーになっています。
データ変更する箇所の例
- 会社の住所と郵便番号が登録を自宅に変更する
- 文字数が12文字以内にする
オフィスソフト(LibreOffice)でデータを修正する
オフィスソフト(Googleスプレッドシート、マイクロソフトOfficeなど)を使用してを起動します。私の場合、LibreOfficeを利用したので、ここからはそれを利用した方法で説明していきます。
また、Googleスプレッドシートを使用したいときは、入力項目の数が違いますがデータのインポート方法が書いてある Googleスプレッドシートであて名・住所録(CSV形式)を作成方法 を参考にしてください。
ダウンロードしたCSVデータをクリックすると、「テキストのインポート」というのが表示されるので、以下のように設定します。
- 区切りのオプション:コンマにチェックがあることを確認
- フィールド:郵便番号(自宅欄)をクリックして選択した状態で、「列の種類」をテキストにする
- フィールド:郵便番号(会社欄)をクリックして選択した状態で、「列を種類」をテキストにする
設定を終えたら「OK」ボタンをクリックします。
CSVデータが表示されたら、取り込み失敗データ からエラーの原因となる行が表示されるので対処方法を参考にデータを1つ1つ修正していきます。
例えば、郵便番号が未入力の場合。
郵便番号(会社欄)から切り取って郵便番号(自宅欄)に貼り付けて移動させます。
市区町村が未入力の場合も会社住所から自宅住所にデータを移動させます。
番地を12文字以下にしてエラーを回避する方法
よくあるエラーの1つが住所の文字数が12文字を超えるとエラーになることです。これを回避するには、工夫が必要です。
私がした方法は、自宅住所(市区町村)と自宅住所(番地)を使い、市区町村に〇〇市〇〇町のようにして地名を追加して番地の文字数を減らしたりしました。それでも足りない場合は、建物名も利用して文字数を減らしました。
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