WordPressのサイト表示速度を高速化する方法を試してみた

WordPressプラグイン

WordPressを高速化するには、レンタルサーバーを見直したり、サーバーの設定を変えてみたり、またプラグインを利用して高速化を試みたり、その他にもCDNを利用するなど考えられますが、お金をかけずにある程度早くできないかと思い色々試してみた結果と感想を書きていきたいと思います。

それぞれ試した効果は、私の環境や設定による1つの目安であって確実に効果があるかどうかはご自身で確かめながら高速化に取り組んでください。

効果が大きかったこと

1.htaccessの設定変更

htaccessの設定を変えることで、ページ表示にかかる時間が短縮されるということで、実際に試したところ効果が効果が大きく驚きました。
設定方法は下のページを参考にさせていただきました。
WordPressサイト用の.htaccess例

haccessの設定を変える前と変えた後のGTmetrixで計測した結果が下の画像になります。

【変更前】
htaccess

【変更後】
htaccess1

2.キャッシュ系プラグインの使用

キャッシュ系のプラグインはいくつかありますので、それぞれ好きなものを利用するといいと思います。私は、Quick cacheやHyper cacheを利用した後それを止めてAutoptimizeを利用しています。

  • Autoptimize
  • Quick Cache
  • Hyper Cache

また、Head Cleanerも試しに使用してみました結果、スピード、ページサイズ、リクエスト数が減り効果の大きさを実感しました。しかし、コードの圧縮や削除などをするプラグインは、思わぬ不具合の原因になる可能性もあるので確認しながらと良いと思います。

  • Head Cleaner

データベースの負荷を減らすのも表示速度を上げる効果があります。通常、毎回問い合わせをして処理することになりますけれど、クエリをキャッシュさせることで負荷を減らすプラグインを利用すると表示速度をあげる効果を期待できます。

  • DB Cache Reloaded Fix

効果が期待できること

1.jQueryをGoogleから読み込んで利用する

jqueryを使用している場合、WordPress付属のものを使用せずにGoogleを利用することページ速度が速くなる可能性があります。試したところ速かったり、そうでもなかったりして微妙なところです。

jQueryをGoogleから読み込んで利用する方法

2.ソーシャルボタンの削除

ソーシャルボタンは、jQueryなど利用しているせいかリクエスト回数が増える傾向が高いので、削除するとリクエスト数が減りページ速度は早くなりました。
因みにWP Social Bookmarking Lightは、リクエスト数が少なく良いです。

3.子テーマを使用している場合、親テーマStyle.cssへのインポートをやめる

子テーマを使用している場合、親テーマをインポートするのをやめることで読み込みにかかる負荷が減りページ速度が速くなります。

親テーマをインポートするのをやめて子テーマのstyle.cssだけでスタイル設定をする方法

状況などにより効果が期待できるもの

1.データベース最適化

データベースを最適化して表示速度を早くする方法で、プラグインを使うと簡単に最適化ができます。またphpMyAdminを使ってもできます。データベースを最適化するプラグインは、いくつもありますので好みのものを使用すると良いと思います。私は、WP-DBManagerを使いました。

  • WP-DBManager

phpMyAdminを使いMySQLのデータベースを最適化する方法

2.プラグインの整理と削除

使用していないプラグインの整理、また使用しているプラグインでもその数を減らすことで表示速度をはやくできます。試しに「WassUp Real Time Analytics」を停止してみたところ若干ですがスピードが速くなりリクエスト数も減りました。

3.画像などを遅延読み込みする

画像を若干遅く読み込ませることでページを早く表示させようとする方法で、遅延読み込みさせるプラグインはいくつかありますが、下のリストにあるのが主なプラグインになります。

  • BJ Lazy Load
  • Lazy Load
  • Unveil Lazy Load

ただし、使用にあたり気を付けないといけないことがあります。プラグインには、組み合わせというか相性により効果が変わり画像が表示されなかったりなど表示が正しくされない可能性も高いので利用の際には確かめながら使う必要があります。

4.画像圧縮などの処理

画像データが大きいほど、サイトのデータサイズも大きくなり表示速度に影響します。その画像を圧縮して小さくすることで送るデータサイズを少なくできます。

  • EWWW Image Optimizer

その他の表示速度改善方法

1.CDNの利用

Xserverでは海外IPの制限をしているのでセキュリティの関係で利用していませんが、CloudFlareなどのCDNを使うことでページ速度がかなり改善するとのこと。

JetpackにもPhotonというCDNがあり、実際に使用してみたところ重くなりました。これは設定してから反映されるまで時間がかかるものなのかどうかわかりませんが、私の環境ではいまいちの結果でした。

WP BoosterというCDNサービスも利用してみましたが、こちらもJetpackと同じく設定後にすぐに効果が出ず、その効果を確かめることが出来ませんでした。

2.PHP5.4.xまた5.5、FastCGIとAPC/OPcacheの使用

Xserverを使っている場合、ある程度アクセス数があるときは、FastCGIとオブジェクトキャッシュを使うことでサーバーの負荷軽減と表示速度アップが見込めるらしいです。

3.その他

今まで取り上げたこと以外にも、リビジョンの削除や、処理能力の高いサーバーに変えてしまうことや、使用しているテーマのテンプレートを簡素化させることも速度アップに繋がります。

雑感

表示速度を上げるために色々な方法を確かめながら思ったことですが、下のリストに挙げたことをプラグインやサービスを利用して如何に達成するかの問題だと今回色々試してみて思いました。

  • サーバーの処理能力と環境
  • サーバーの設定
  • データベースの扱い
  • 画像の扱い
  • jQueryやJavaScriptの扱い
  • テーマの構造

参考として

いくつかの方法を用いて、どのくらい早くできるのか試してみたところ下の画像にある速さにまで改善されました。

このときは、Autoptimize、DB Cache Reloaded Fix、Head Cleaner、親テーマStyle.cssへのインポートをやめる、jQueryをGoogleから読み込むようにする、プラグイン削除と停止です。何回かテストして2.3秒ぐらいまでになった時もありましたが概ね2秒台から3秒台の範囲の速さでした。

gtmetrix1
※現在は設定を変えています。

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